2013年11月28日木曜日

Butoh-Grand Pas de Deux

「舞踏-グラン.パ.ドゥ.ド」

兪々、吉本大輔さんが「座・九条」へ登場してくれる。
40歳にして舞踏家として発った吉本さんの表現世界は、
私からみれば、すこぶる高踏的アラベスクと映る。

大阪生まれという彼が、
空襲で廃墟と化した街を彷徨った幼時の記憶を、
遠く懐かしむように訥々と語ってくれた、
その乾いた哀しみの表情が、私は忘れられない。

2013年11月23日土曜日

劇的舞踊’78「走れメロス」-№3 真っ暗な夜の、闇の中を走る

真っ暗な夜の、闇の中を走る


夜のもっとも深いとき
ただひとり メロスが走る

人の心の尊さのために
ただひとすじの道を
メロスが走る

暗い闇のなかを
メロスが走る

朝へむかって
朝へむかって

だが朝は来るだろうか‥‥

劇的舞踊’78「走れメロス」-№.2 婚礼の祭り

◇婚礼の祭り


村人たちが唄っている 
村人たちが踊っている
今夜はめでたい婚礼の宴だ
ふたりきりの兄と妹 メロスとサラグ
そのサラグと村の牧人ニサが 今宵結ばれる
村人たちが唄い踊る 婚礼の祭りだ

2013年11月21日木曜日

第6回 「九条・歌声サロン」 in 座・九条


関西で、いま学ぶ、ブレヒト in 座・九条

2013年11月20日水曜日

劇的舞踊’78「走れメロス」-№ 新しい時代への予感


◇新しい時代への予感

戦いは終わった 新しい時代がやってくる
人々は東から西から 北から南から
バザールに集まってくる
十字路に小屋をかけたサーカスに
朝の光は充ちあふれ
血の汗をしたたらす馬を走らせて
人々の喝采を浴びている