2010年6月4日金曜日

ここにおちつき草萌ゆる

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-日々余話- 田の字ばかりの朋輩が‥

富山と石川の県境近く、久利須という山深い地に住む友人が、明日は久しぶりに大阪に出てくるというので、同年の友らで逢おうじやないか、ということになった。
今のところ男女6人の同年の輩が集まるようだが、それにしてもこの顔ぶれ、6人中5人までが「田」のつく苗字であることに、いまさら気づいて吃驚してしまった。

日本の苗字は、佐藤と鈴木の二者が他を圧して多いというのは、昔からよく耳にした噺だが、丹羽基二著「日本人の苗字―三〇万姓の調査から見えたこと」-光文社文庫-によれば、姓にもっともよく使われているのが「田」字、次に「藤」、以下、山、野、川、木、井、村、本、中、と続いているらしい。

ちなみに、明日の夜、相寄る「田」のつく朋輩たちを、苗字の多い順に並べてみれば、田中-4位、石田-59位、上田-60位、飯田-124位、林田-416位とあいなる。

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友が住む富山県小矢部市の久利須村-?-

―山頭火の一句― 行乞記再び -75-
3月13日、曇、晴れて風が強くなつた、行程6里、途中行乞、再び武雄町泊、竹屋といふ新宿

同宿は若い誓願寺さん、感情家らしかつた、法華宗にふさはしいものがあつた。

※表題句は<改作>と註あり、他に句作なし

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Photo/武雄町の遠景

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Photo/武雄神社の大楠

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Photo/大楠の内部には小さな祠が

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Photo/武雄温泉の北はずれ、紅葉に染まる廣福寺の山門


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