2011年7月22日金曜日

虫のゆききのしみじみ生きてゐる

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―四方のたより― イベント二題

縁の深い昔の仲間から、明後日に催しがあると誘いがあつた、それもふたつ。
ひとつは蕎麦屋「凡愚」の真野夫妻からの案内で、蕎麦切り職人衆8人が集結した以下の如き催し。

Sobauchi0724
昔はこの夫婦、夫は写真で、妻は衣装デザイン、初期の頃から80年代初め頃まで、共にスタツフとして付合ってくれた。

もうひとつは、私が研究所を立ち上げたときのメンバーで加藤鈴子からで、朗読の会へのお招きで、会場は文楽劇場の小ホール。
ところがどっこい、折悪しく、此方はこの日から小旅行に出かけるべくすでに計画を立ててしまっている。何事もなければ両者共に顔を出さずばなるまいところだが、時すでに遅しでどうしようもない。
と、まあそんな次第だから、せめてこの場で広報よろしく、ご紹介だけしておく。

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―山頭火の一句―
行乞記再び-昭和7年-194

7月22日、朝曇、日中は暑いけれど朝晩は涼しい、蚊がゐなければ千両だ。
感情がなくなれば、人間ぢやない、同時に感情の奴隷とならないのが人間だらう。
さみしくいらだつからだへ蝿取紙がくつついた、句にもならない微苦笑だつた。

※表題句の外、4句を記す

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Photo/下関市豊浦町宇賀、福徳稲荷神社にて-’11.04.30


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