2011年7月23日土曜日

事がまとまらない夕蝉になかれ

Santouka081130082

―四方のたより― 琵琶五人の会

今日もまた催しのご案内、毎年この時期、恒例の「琵琶五人の会」公演。
題して「百花繚乱、戦国武将」の絵巻とや。
関西で活躍する師範衆五人組なれば堪能できること請合いなれど、
これまた小生は参上叶いません、悪しからず、ご紹介のみでご容赦。

Biwa5

―山頭火の一句― 行乞記再び-昭和7年-195

7月23日、土用らしい土用日和である、暑いことは暑いけれど、そこにわだかまりがないので気持がよい。-略-
夕食後、M老人を訪ねて、土地借入証書に捺印を頼んだら、案外にも断られた、何とかかかとは言訳はされたけれど、然諾を重んじない彼氏の立場には同情すると同時に軽蔑しないではゐられなかつた、それにしても旅人のあはれさ、独り者のみじめさを今更のやうに痛感したことである。
これで造庵がまた頓挫した、仕方がない、私は腰を据えた、やつてみせる、やれるだけやる、やらずにはおかない。‥‥
敬治さん、幸雄さんのたよりはほんとうにうれしかつたのに!
今日は暑かつた、華氏97度を数へた地方もあるといふ、しかし私はありがたいことには、樹木の多い部屋で寝転んでゐられるのだから。
幸雄さんの供養で、焼酎を一杯ひつかける、饅頭を食べる、端書を10枚差出すことが出来た。

※表題句の外、2句を記す

072401
Photo/川棚の三恵寺山門にて-’11.04.30


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