
―山頭火の一句― 行乞記再び-昭和7年-221
8月18日、近来にない動揺であり、そしてそれだけ深い反省だつた、生死、生死、生死、生死と転々とした。
アルコールよりもカルチモンへ、どうやらかういふやうに転向しつつあるやうである、気分の上でなしに、肉体に於て。
待つ物来らず、ほんとうに緑平老に対してすまない、誰に対してもすまない。
※表題句は8月16日付の句

Photo/北の旅-2000㎞から―神秘的な水面の摩周湖-’11.07.27

漂白放浪の俳人山頭火をひとり語りで演じつづけている林田鉄の日々勿忘草
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